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『月刊マクロビオティック』4月号おすすめ記事

日本の種から

若杉:私はよく農協に行くのですが、そこで「日本の種ありますか?」って聞くんです。

勝又:日本の種ね(笑)

若杉:そうしたら「日本の種?」って言うの。種はあると言うから見てみると、日本の種は一個もない。「ここは外国の農協ですか?」ってまた聞くんです。それを聞いた娘が「母ちゃんやめなー」って言うけど、わざとそういうところで聞いてみるんです。農協と行政と国がトライアングルで今のような世の中を作っているから、そこで私は野草を広げないとダメだ! と思っているんです。

勝又:その昔、農薬を売って儲けたのが農協ですからね(笑)

若杉:でも、農協だけが悪いわけではないですし、国にも責任があるわけです。

勝又:一番悪いのは、お金が欲しいと言っている大衆でしょうね。そこに国は従うしかないじゃないですか。

若杉:なので、私は講演会で「消費者一人ひとり、あなたたち一人ひとりが変わらないと世の中は変わりませんよ」とよく話しています。

勝又:その通りですね。

若杉:だからあなたたちはしっかり料理の勉強をしなさいと言っています。今、私の本を読んだ読者の方たちがたくさん講演会に来てくださいます。そのほとんどが陰陽の陰も陽も知らない方たちですが、この前の講演会には600人も集まりました。

勝又:すごいですね! そういえばこの前、某テレビ番組に出演されていましたが、種の話はしていませんでしたよね?

若杉:そうなんです。実は「ばあちゃん、F1や農薬、放射能、原爆の話は話してくれるな」というわけで、一切話さなかったんです。生放送の違う番組で合成洗剤の問題について話したときは、某王手の会社の名前を出してしまってテレビ局の方に注意を受けまして(笑)。今でもテレビ局から依頼があるのですが、全部録画放送ですね。

感性の原理としての陰陽について

勝又:講演会には男性もいらっしゃるんですか? 

若杉:最近は婦人系の病気を抱えた人や様々な悩みを抱えた女性が旦那さんも一緒に連れてくることが増えたので、そういった意味では男性は多くなりましたね。

勝又:今の若い女性は積極的で、一生懸命に色々なことを模索していますよね。もちろん楽しそうにしている方が多いですが。

若杉:私も今、人生楽しくてたまらないですよ! 家族に心配されるくらい、動いてますね(笑)。北海道から沖縄まで全国を渡り歩いてね、最近では北海道のお医者さんからも声がかかりました。
 ある病院に行ったら、医者と看護師さんだけでも170人程いましてね、院長先生が「陰陽の話をしてください」というので話したんです。
その病院は何十万坪もの土地を購入して介護村を作ろうとしているそうなのですが、そこに陰陽を指導しに来て欲しいと言われました。

勝又:感性の原理としての陰陽を打ち出していったら、どんな有識者でも反対できないと思いますね。納得すると思いますし、そういう時代になってきているんですよね。

若杉:その通り、反対できないと思いますね。そこでF1種の話や野草の話も充分できますよね。身体にも、宇宙にも、病気にも陰陽がありますよと、医者の前で話すのですが、皆とっても興味を持ってくれます。

勝又:そうでしょう? 今の医学では限界があると、医者自身が感じている時代ですからね。

若杉:医者自身、そして医者の家族も病気をしていますからね。そこで何かを求めているのを感じます。その思いは患者さん以上なのでは、と感じますね。

勝又: その陰陽を広めるために陰陽研究会を作って毎月活動をしたり、こうして桜沢資料室を作って、桜沢の功績を伝えようとしています。また、次の目標の中に2020年には精神文化オリンピックをやりたいと思っているんです。

若杉:是非やってくださいよ〜、二度とない人生ですもの!

勝又:実現させるには、やはり陽性にならないとダメですね。

若杉:そうなんですよね。何かを成し遂げようとしたら人間は陰性になっていたらダメ。仕事ができなくなりますね。

勝又:陽性になると感性が冴えてきて、色々なものの見方ができるようになってきますね。

若杉:ここまで見るか、というくらい見えるんですね。私がF1の実のならない大豆のさやを見て、日本人の危機を感じたのも、その感性があったからだと思います。そして、私が食養の勉強をして、もっと皆に伝えたいと桜沢先生の教えを勉強させていただきましたね。
 最初は正食協会でたくさん学ばせていただきました。当時いらした山本祥園先生、山口卓三先生や、小川みち先生、丸山博先生と奥様の光代先生には大変お世話になって、陰陽のこともたくさん学びましたし、私がお店を始めるときにもたくさん応援してくださいました。

勝又:やはり、桜沢が残そうとしたのは陰陽ですね。命の原理ですからね。若杉:これさえ掴んだら怖くないと思うのよ。これから生きるのに。

勝又:難しい本なんか読まなくても良くなりますよね。

若杉:この陰と陽の2つを握っていたら、いかなることもできますし。

勝又:鬼に金棒ですよね。

若杉:その陰陽が分かると、いいことにたくさん巡り合います。子どもに恵まれなかった人たちが、なぜ田舎に来て子どもを授かったのか。自給自足の自立の生活の中で、確実に良い方に変わっていくんですよ。農業をして、野草を食べて、血液も細胞も全て入れ替わって、数年の間に大きく変化していくんですね。今まで夫婦仲が悪かった人たちも仲良く助け合うようになったり、天から色々なものが降りてくるんですよ。だから、心から農業を勧めたいです。

勝又:若者には自衛隊に行くよりも、まずは農業をするように言いたいですね。

若杉:まさにその通りですね。百姓ほどすごい仕事はない。私も若い子たちに、まずは農業をするように勧めています。

勝又:命を勉強する一番の職業ですよね。命がわからなかったら、自分の命だって守れないのですから。命を感性でわかるには農業、百姓をやるのが一番ですね。

若杉:そうです。百姓が増えないとダメですね。昔は百姓というと汚い、キツい、貧乏くさいといって敬遠されましたが、今の時代だからこそ、百姓をやらないとダメなんです。

勝又:そう、農業は感性が育つんですね。知性では生命はわからないし、喜びや感動が育たない。今の教育でダメにしていますね。知性と感性を比べたら、感性が上なんですよ。

若杉:まさに昔の日本人ですよね。

勝又:そうそう、日本人にはそういった感性が備わっていたんですよね。感性だけで生きていたんですよね。

若杉:本当に日本人の感性は素晴らしい。だから私は日本人のご先祖様に恥じない生き方をしたいと思っています。

勝又:素晴らしいですね。若杉さんが改めて感性で生きていらっしゃることがとてもよく分かりました。
 今日は本当に楽しいお話をありがとうございました。

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わかすぎ ともこ
1937年大分県生まれ。様々なボランティア活動を行っていたときに自然の野草のチカラに着目。食養を世に広めた桜沢如一の教えを学び、1989年、静岡市内に「命と暮らしを考える店・若杉」をオープン。1995年、自給自足の生活を実践すべく、京都府綾部市の上林地区に移住。出口春日氏が主催する「若杉友子の料理教
室」や中村陽子氏が理事長を務めるNPO法人「メダカのがっこう」の野草料理教室やセミナーなどで活躍。全国を駆けめぐり、陰陽の考え方にもとづいた野草料理と、日本の気候風土に根ざした知恵を伝え続けている。著書に「若杉友子の野草料理教室」(ふーよよ企画)、「子宮を温める健康法」(WAVE出版)、「長生きしたけりゃ肉はたべるな」(幻冬舎)などがある。

 


※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。

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