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『月刊マクロビオティック』1月号おすすめ記事

勝又:その「人づくり」なのですが、渡邊先生のところで出している小冊子に出ていましたけど、人間というのは無意識に情報処理している部分が1100万ビットあって、意識的にやっているところが60ビット以下だと。要するに、無意識に完全にコントロールされているわけなのですよね。それを意識だけで変えようとしたって無理なのです。
 そこを桜沢は「宇宙の秩序」の中で食べ物を変えることによって無意識下の情報処理を正しく処理するような教育法を思いついたわけです。だから、先ず食生活において人間はどこまで行っても自然の一部ですから、その自然にフィットした有り様が大切なのです。
 色々な方法があると思いますが、日々の食事において自分を自然にフィットさせると、1100万ビットの無意識の部分が非常にノーマルになってくる。そこから生まれる意識であり、知恵であり、知識であり判断力がないとダメだと思うのです。

 

日本の最大の直面する問題

渡邊:今の日本の最大の直面する問題は、やっぱり少子高齢化ですよ。少子高齢化社会を皆がどのように
幸福感を持ってやっていくのかということだと思うのです。

勝又:高齢化問題については、昨年秋に開催したマクロビオティック医学シンポジウムの中でも川嶋みどり先生も仰っていました。
 今の医療は機械診療になってしまって、それで果たして高齢者の診療ができるのだろうかと。若い人は生命力が旺盛ですから、ある程度は機械診療でもいいかも知れないけど、肉体的には明らかに衰えているのですから、そこで肉体を調べる機械診療でやってもダメですよね。もっと精神的なケアといいますか、親身になった医療というものが必要になってくると思うし、今の機械のデータに依存した資料ではこの高齢化社会の医療というのは本当に難しいと思います。

渡邊:そうですね。介護でも医療でも、いつまでやるのかということをやってもらう人がもっと考えないとダメだと思うのです。「自分はこう死にたい」というイメージを持ってもらうことが大切と思うのです。
 グローバル経済に対して地域経済というものがあります。両方のバランスが取れて安定しているのです。確かに、それと同じように医療も先端医療がありますが、地域医療というものがないと、全員が先端医療で、再生医療なんて受けられるはずがありません。だから自分は地域医療を選択するのか、何でもいいから実験医療を選択するのかというのは、各自が覚悟を決めないとしょうがないと思います。

勝又:どんなことにも陰陽があるということですね。陰陽は相対思考ですが、桜沢はどんなものでも本質的には二面性があると言っていました。また、渡邊先生が言われている個別化医療のことですが、今の医療では患者の意思が排除されているということが問題なのだと思います。病院へ行って診察を受ける時、医師の言われるがままになっていて、自分の意思とかモチベーションなどは排除されてしまっている。人間の意思はすごい力を持っています。それぞれの器官をコントロールし、自然治癒力を高め、免疫力にも深くかかわっている。自律神経を安定させる力を持っているのに、排除されることによって自律神経失調になったり、結果的に人間性が認められないことに繋がっています。
 桜沢が半世紀も前に書いた中で、「がんは人類の強敵か、恩師か」というものがあります。その頃から「自律神経を強化しなさい」と言っていました。これは今も同じ問題として解決していないまま残っています。

渡邊:「生気論」というものがあります。バイタリズムといいますが、生気論をもう一度見直さなくてはいけないと思います。人間の体は機械のように部分でできているのか。それとも、プラス何かあるのか。その「何か」が生気なのです。
 医師の力は何なのか、ということです。心のでき方は分かってきています。脳と大腸の連携から生まれてきている。では、精神力はどこから生まれてきてどこに向かおうとしているのかが大切だと思っています。科学が東洋医学を裏付けしてきたこともたくさんあります。しかし、まだ全体の2割しか分かっていない。残り8割は分かっていません。
 科学が裏付けをし、先へ先へと解明して続けていくことに意味があり、大事なことだと思います。
 また、「未病を治す」と言いますが未病とはなんでしょう? 健康なグループ、検査値で異常値があるグループ、症状が出始めたグループ、病気になったグループの4つがあります。未病とは、検査値で異常値があるグループと症状が出始めたグループです。つまり、病気になる前の段階です。現在の医療では未病も病気と捉え、早期発見がよいと判断し、未病も治療対象に入ります。統合医療的には未病は食養と運動で治せるということですから治療対象になりません。かなり大雑把にいえばそれで医療費は三分の一になります。軽く10兆円削減できるのではないかと思っています。

 

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※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。

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