日本CI協会はマクロビオティックの創始者桜沢如一によって創設された日本で最も歴史のあるマクロビオティックの普及団体です。

home クッキングスクール イベントのご案内 書籍紹介 ショップ・レストラン情報 リンク アクセス お問い合せ

活動と入会案内

■協会からのごあいさつ
■概要
■理念
■沿革
■『入会のご案内』
■マクロビオティックとは
・辞書で引くと・・・
・桜沢如一・桜沢里真
・コラム
■研修制度

スタートセミナー日程



健康・病院案内

■健康相談
■定期健康講座
■病院案内

月刊マクロビオティック
食養生や料理レシピなど最新情報が満載です。

■最新号目次
■ご入会の案内
■図書館



マクロビオティック商品の商社オーサワ

リマネットショップ

 

 
Home月刊マクロビオティック > 抜粋記事〜今月のおすすめ記事

『月刊マクロビオティック』8月号おすすめ記事

玄米ごはんの給食と大自然の中で遊ぶ子供たち

森のようちえん ウブントゥ. を訪ねて(山梨)

 

森への感謝 

 机での勉強が終わると、森の中へ遊びに行きます。よっぽどの荒れた天気でない限り、雨でも、雪でも外で遊ぶのが「森のようちえん ウブントゥ. 流」です。施設のとなりには森が広がり、その中で思い思いの遊びを楽しみます。木立の向こうには富士山を望むことができます。
 森の中にはイノシシ、クマ、キツネ、タヌキ、鹿、リス、鳥がいて、畑は荒らされないようにネットで囲んでありました。この日はトカゲが登場。みんな「キャーキャー」と喜んでいてトカゲの動きに興味津々な様子です。森の中での子どもたちは転んでも、すりむいてもへっちゃら。どこかにぶつけて痛くて泣いても、すぐに元気になります。
 先生たちは、基本的に子どもたちを見守ったり、少し手助けするだけで自主性を大切にしています。みんな泥んこになって土遊びしたり、走り回ったり、ブランコに乗ったり火起こしもしています。
 あるグループの子どもたちは、森の中にある小枝と麻ひもを使って弓を作っていました。もちろんうまく矢は飛びません。それでも先生と一緒に「どうしたらうまく矢を飛ばせるんだろう?」と、あれこれ試行錯誤しながら頭を使っているのがよくわかります。
 自分たちで作ったもので遊ぶことで、感性がとても育まれることでしょう。ここでも感動したことがあります。森で遊ぶ前、先生と子どもたちは森の神様に「お願いします」と手を合わせ、頭を下げて挨拶をしました。遊び終わった後も同じく「ありがとうございました」と森の神様に挨拶。大自然が自分たちを見守ってくれていることへの感謝の気持ちなのでしょう。もしかしたら、子どもたちには見守ってくれている神様の姿が見えているのかもしれません。

 

教育と自然

 外で遊んだ後は昼食の時間です。施設に戻って着替えてから手を洗ってうがいをします。
 お昼ごはんを食べる前に、当番の子どもが食べものへの感謝の気持ちを話しました。そしてなんと、みんなで玄米ごはんの100回噛みが始まりました。当協会の料理教室で教えていることを、こんな小さな子どもたちが毎日実践していることにまたまた感動しました。
 

 子どもたちはおいしい玄米ごはんをたくさん食べ、おかずも残さずに食べていました。お昼ごはんのあとは、みんなで片付けをして掃除をします。雑巾を手で絞って机や廊下を拭きます。ごはんを食べる前から、食べているとき、食べ終わって片付けをするまで、子どもたちはとても秩序正しい動きをしています。混乱したりバラバラな行動をすることもなく、滞りなく動きが流れているというのでしょうか。とても自然なのですが、このことだけでも素晴らしい教育をしていることの現れだと思います。

 

 

年々増えていく家族

 この日の午後は交流会の日で、子どもたちは近くにある介護施設でおじいちゃん、おばあちゃんたちとのふれあいを楽しんでいました。介護施設にはよく行くそうで、おじいちゃん、おばあちゃんもウブントゥの子どもたちに会えるのをいつも楽しみにしているとのことです。
 年間を通して色々な活動をしているウブントゥ。2016年10月には会社組織にして、4つの施設と寺子屋を運営しています。「一番長い子でもう14年の付き合いです」と、ご自身も3児を育てている英実子さん。弘之さんは「年々家族が増えていくようだ」と話します。「森のようちえん ウブントゥ.」は、地元の他の保育園や幼稚園と比べても認可外保育施設なので料金は高めで、給食代も別ですが、理解ある親御さんの協力もあって園児を募集しなくても子どもが集まっています。今後は認定こども園への移行を目指しているそうです。


 「まだ、これから取り組まなければならないことがたくさんあります。たくさんの子どもが、良い環境の中で育っていけるように前に進んでいきます。」と話す弘之さんは、毎朝毎夕、送迎バスの運転手を務めながら子どもたちを見守っています。「休みの日は事務仕事にあてているので休日はほとんどありませんが、時間を作って講演を聞きに行ったり視察に行き、子どもたちのために良いことを取り入れていきたい」と話す英実子さん。お二人の情熱と子どもたちのエネルギーに包まれ、子どもたちと一緒にここで学びたいと思った取材でした。ウブントゥを巣立っていく子どもたちの将来がとても楽しみです。

 

【前のぺージ】【1】【2】


※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。