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『月刊マクロビオティック』7月号追悼特集

追悼特集

「追悼 田中愛子」

 

クッキングスクール リマ 顧問 田中愛子は、2018年2月13日に永眠いたしました。そして、「お別れ会」を3月31日、CIセミナールーム( 東京都目黒区)で執り行いました。生前ご縁のあった90名の方に参加していただき、田中愛子先生の思い出をお話してくださいました。愛子先生のお人柄か、「お別れ会」のほとんどの時間は、笑い声があふれる明るい会となりました。

愛子先生がお好きだった赤ワインで献杯し、みなさまには、升本フーズの和正食弁当のほか、愛子先生のレシピを参考にしたサラダや大根もち、桜もちを味わっていただきました。

祭壇には「愛子先生親衛隊」からのイラスト遺影を中心に、桜の生け花、ご著書、思い出の写真などを並べました。会が始まる前や食事中には、この日のために作られた愛子先生の人生の軌跡を紹介するスライドが流れ、ときおり生の声が聞くことができ、在りし日の思いに浸りました。最後はみなさまに白いカーネーションを献花していただき閉会しました。

また、武蔵野霊園での分骨式の様子もお伝えさせていただきます。ご参加されたみなさま、思いを寄せてくださった方々に心より感謝申し上げますとともに、生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。

編集部

 

略歴

 

弔辞 メッセージ

 

弔辞:カタリーナさんの思い出
海の精株式会社 代表取締役 寺田牧人

田中愛子先生と弊社の技術長、植草秀樹とはマクロビオティックを通じて四十余年のお付き合いをいただいていました。植草と愛子先生(PUネーム:カタリーナ※ )を偲び、話をしていて、印象深かった逸話をご紹介させていただきます。

愛子先生が御殿場に住んでいらした頃に大勢で突然訪問した時のこと。食事を勧められ遠慮する間もなく、たった一人であっという間に手作りした料理を広い食卓に次々と並べられました。日頃の、もの静かで華奢な姿からは想像できないパワフルさと手際の良さでした。十代で桜沢如一先生に弟子入りし自らの病を克服されてから、指導者として活動される中で多くの困難に向き合い獲得した「判断力」と「行動力」、その実力を目の当たりにした思いでした。

そして、脊椎カリエスに罹り入院された時のこと。絶命の危険もあると聞き、駆けつけたところ、背中には「しこり」が出来ていましたが、痛みや不安に臆する風もなく飄々とされていました。その後しばらくして元気な姿で現れたのには、ほんとうに驚きました。それも、ギブスを知り合いに切ってもらっての自主退院で、その後は食養で治された由。カタリーナさんならそれも自然なことに思えたのですが、やっぱり不思議なことでした。

終生、朗らかに人生を謳歌されたのは、桜沢先生の教えを真に我が物にされて、自分の命に自信を持っていたからに違いありません。心から感謝とご冥福をお祈り申し上げます。

※PUネーム:桜沢如一先生が弟子に与えた英語のニックネーム

 

メッセージ: 田中愛子先生を偲ぶ
桜沢如一・リマ顕彰会 竹内都紀子

愛子先生の第一印象は「可愛らしい妖精」そのものでした。お育ちの良い美しい言葉使い、凛とされた動作に気品が常におありでした。

先生のご自宅へお邪魔したとき、朝食はファミリーレストランでハンバーグを注文され、食後はタバコを美味しそうに一服されていることが私には予想外のおどろきでした。

二度目の訪問は大分のなずな農園の赤峰さんとご一緒でしたが、朝の散歩で先生と私が早足で歩くので追いついてこられず、「もういい加減にしちくりぁあ!」と赤峰さんはすっかりお疲れの様子でした。

その後、長い年月が過ぎ去り、愛子先生ともお会いすることはありませんでしたが、私自身も年齢を重ねて、つくばの車社会についていけず、身内のいる岡山の老人ホームへ入居することになりました。

この度の愛子先生の旅立ちは大変淋しいものですが、先生の遺されたマクロビオティックの真髄は諸先輩たちの心身に刻み込まれ、末永く大切に受け継がれてゆくものと信じております。

私がマクロビオティックで学んだ最も大きなポイントは陰陽原理で、世の中には相対するものが一対として存在しており、そのいずれにも属さない中間の存在が世の中をさらに複雑にしているのだということです。この世が続く限り、この状態は変わるはずもなく存続することでしょう。

愛子先生の講義は「対象的逆現象の働きを陰と陽で見極めて調和させることに努める」と、桜沢先生の教えを分かりやすく説かれていらっしゃいました。この教えを私たちは真摯に受け止めて、どのような環境にあっても毎日の実生活に活かすことこそが、今を生きている私たちが学ぶべき道であると改めて肝に銘じている昨今であります。

先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

弔辞:愛子先生の思い出
京都「庵庵」主宰 栗原啓子

愛子先生とは吉成先生を通じて、日本CIがまだ中野に事務所があった時代にご縁ができました。当時、私は日本CIの事務職員で、吉成先生の食事を食べさせていただいておりました。

小川みち先生がお亡くなりになったとき、吉成先生も気持ちを落とされたのか、連絡が取れないことがありました。その時、月刊誌「新しき世界へ」( 現在のMacrobiotique の前身)へ富岳庵の広告を出されていて、吉成先生とも仲が良かった愛子先生に連絡させていただきました。そんなことが縁となり、愛子先生に料理教室をしていただくことにつながりました。しばらく続けていただきましたが、松本先生が引き継がれたので、しばらくお会いすることもありませんでした。

あるときお話する機会があり、愛子先生が「最近、あまり食べられなくなったのよ」と仰ったので、本日お見えの和田佐和子さんからご紹介いただいた伊崎さんがシェフをしている「アッラ・クチーナ・デル・ソーレ」( オーガニック野菜中心のイタリアンレストラン)にお連れしたところ、何も食べられないと言っていた人がこんなにも食べるのか? というくらいお食べになっていました。愛子先生の思い出は楽しいものばかりです。

 

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