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『月刊マクロビオティック』10月号おすすめ記事

認可保育所 木下の保育園 綱島東を訪ねて

〜食事で子どもたちの体をつくることが私たち大人の役割〜

 

 「木下の保育」は木下グループの児童福祉事業で、保育所(木下の保育園)や企業内保育施設、放課後学童クラブ事業といった施設が東京都と神奈川県に33あります(2018年6月現在)。
 今回は横浜市港北区の認可保育所、「木下の保育園 綱島東」を訪れ、林美奈子園長にお話を伺いました。
 林園長は、福岡県の玄米菜食給食で有名な高取保育園の西福江園長のもとで食育を学んでこられました。西園長の薦めもあり、当協会のクッキングスクールリマでマクロビオティックを学び、2016年秋期アドバンスコースを修了しました。
 現在、林園長が勤務している「木下の保育」では、リマの講師の紹介もあって、オーサワジャパンとの取引を開始し、綱島東園では味噌や油などの調味料を取り寄せています。

「食べることは生きること、食事は質が良くおいしいものを」

 この言葉を信念に、他の施設に先がけて、様々な食育の情報を在園児・保護者のみならず、地域にも発信しています。綱島東園は2017年度春に開園したばかりの新しい施設で、食育はまだスタート段階。木下の保育園の食育の取組みについてレポートします。

編集部

 

子どもたちの味噌作り

 

 「木下の保育園 綱島東園」に伺ったのは6月中旬。東急東横線「綱島駅」から歩いて7〜8分、住宅街の中に真新しい白い建物が現れます。綱島東園は昨年4月に開園したばかりの新しい認可保育所。入口はセキュリティシステム、園庭は高い柵になっていて子どもたちを守っています。
 8時半に伺い、林園長にご挨拶し、早速園の中を案内していただくと、もうすでに5歳クラスの子どもたちがお昼の食事の下ごしらえを手伝っていました。
 栄養士の柴田さんの指導のもと、食事で使う野菜を包丁で食べやすい大きさに切っています。これは子どもたち全員が交代制で、包丁を使って野菜を切ったり皮を剥いたりすると聞きました。子どもの頃から一緒に料理をすることで食べ物を大切にすることを学び、なにより自分自身で料理に関わることで自然に野菜などの好き嫌いが少なくなるとのことです。
 伺った日は手作り味噌の日でした。子どもたち自身で味噌を手作りすることは高取保育園で経験してこられた林園長が始めたかったことのひとつで、園長赴任後すぐに取り組みました。蒸して潰してある大豆と米麹、塩の手作りキットは、同じ港北区内の菊名にある「小泉麹屋」さんにお願いしています。昨年のスタート時は、小泉麹屋のスタッフが直々に子どもたちに手作り味噌の仕込み方を教えていましたが、今は園のスタッフが教えられるまでになっています。


ビニールシートを床に敷き詰め、大きなタライに潰し大豆と麹、塩を入れて、子どもたちが足をビニールで包み、脚
踏みでコネコネしていきます。見ていて滑らないか少し心配でしたが、子どもたちは慣れている様子で、混ぜ終わったら手で丸めて味噌玉を作り、容器に空気が入らない様に味噌を敷き詰めていきます。
スタッフの指導のもと、段取りよく工程が進み、仕込みが出来上がりました。「味噌に名前を付けましょうね。どんな名前にしようか、みんなで考えてください」との声に、今回仕込んだ味噌はクラスの名前をとり「パレットみそ」に決定しました。 
林園長の目標は、園で使う味噌を全て手作り味噌にすること。そして味噌作りが軌道にのったら次は何を手作りしようか思案中です。味噌の仕込みが終わると全員で片付け。シートをはがし、飛び散った味噌を拾い集め、全員で雑巾で床掃除をしてきれいに片付きました。子どもたちが雑巾を使って掃除をする風景はなかなか見られないだけに、「掃除も大切な食育のひとつなのだ」と、教育方針に感動しました。言われたからやるのではなく、自主性を育てるように指導しているスタッフの姿勢も伝わってきます。なにより子どもたちが楽しそうで、見ていて嬉しくなりました。

 

園の食事

 

 園の中は1階と2階があり、クラスによって活動する場所が異なります。園庭には開園当初、芝がありましたが、子どもたちが走り回っているうちに土だけになってしまったそうです。「子どもたちが元気な証拠。土があるだけで十分」と林園長。園庭には野菜を育てている畑もあり、ナスなどが育っていました。食べごろになると子どもたちが収穫し、食事でいただきます。
 その他に、手作りの花壇もありました。今年5月に柵をみんなで作り、お花が植えられていました。一つひとつの柵に子どもたちが絵を描き、木づちで打ち付けてあります。どれもが個性豊かで、きっと楽しい思い出になったに違いありません。
 お昼の時間となり、順番で食事の準備が進められていきます。「木下の保育」の大切にしている食事です。献立はごはん、味噌汁、季節の野菜と肉・魚のおかずに果物といった和食中心の献立です。特色といえるのは納豆が多いこと。月間の献立表を見ると月のうち2日に一度は何かしら納豆を使った献立が登場します。きっと粘り強く育つことでしょう。
 木下の保育では園内調理を基本としています。カロリー計算はもちろんのこと、「熱と力になるもの( 炭水化物)」
血や肉や骨になるもの(タンパク質)」「体の調子を整えるもの(脂質)」、そして塩分のバランスがしっかり管理されて
います。この日いただいた食事は、玄米ごはんとビーンズカレー。献立表を見て、毎日木下の保育の食事を食べた
いと思いました。
 食事のいただき方はブッフェスタイル。いただく量は子どもたちの自主性に任せます。自分で食べる量を知るのも食育です。

 

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