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『月刊マクロビオティック』9月号おすすめ記事

世界のチェリスト 藤原真理氏に聞く

自分の軸をいかに育てるか

 

 日本を代表するチェリストである藤原真理氏。70歳を迎えた今も毎年コンサートを続け、多忙な日々を送っています。日本国内だけでなく、海外での活動もこなしている藤原さんに、コンサート本番に向けての体調管理や食についてお話しを伺いました。

 

 

食事と体調維持

 

編集部:本日はお話をお伺いできるのを楽しみにしていました。どうぞよろしくお願いいたします。藤原さんは毎日の食事を大切にされていると聞いています。

藤原真理( 以下、藤原):おいしいものをいただくことは大好きです。やっぱり一番のおいしさはお腹が空くことだと思います。お腹が空くと冷やごはんにお漬物だけでも、とってもおいしいですよね。けれどもそれとは逆に、体調がすぐれないときに豪華なご馳走を食べてもおいしく感じられないでしょう。やはり、いかに体調を管理するかがとても大切になってきます。

編集部:わかります。もう少し詳しく教えてください。

藤原:私は一日三食しっかりいただきます。朝食から結構な量を食べていますね。たんぱく質などの栄養バランスも大事にしています。子どもの頃からずっといただく量が多く、好き嫌いもありません。元来、胃腸が丈夫なのでしょうね。だからなのか、国内のみならず海外へ行っても「これは食べられない」といった経験がありません。以前、ロシアに伺ったとき、通訳の方が魚の塩漬けを買ってきて、包みを開けると「すごい匂いで食べられない!」と言っていた時も、確かに匂いは強烈でしたが少量いただきました。

編集部:しっかり食べることが体調維持にかかせないのですね。

藤原:食事で気をつけているのは偏らないということです。好きなものばかりいただくとか、同じものばかり食べないことです。野菜も含めていろいろな食べ物をいただくようにしています。その土地、国での食文化に触れることも大きな楽しみです。その食経験の積み重ねが今の私の体を作っていると言ってもいいでしょう。

編集部:食べたものの積み重ねが今の藤原さんになっているのですね。

藤原: 私は好奇心が旺盛なので、「まず食べてみたい」と感じます。パリでは季節になるとウサギが毛がついたまま売られていますし、東南アジアの国々では日本では驚くようなさまざまな食材が並んでいます。チャレンジすることが好きなので、チャンスがあればいただくようにしています。

編集部:食べなれないものを食べると体調に変化は出ませんか?

藤原:おかげさまで体も胃腸も丈夫な方なので、体調を壊すことは少ないです。それでもたまに「何か体がおかしいな。風邪でも引いたかしら?」と感じたときは、食事の代わりに生姜入りの葛湯を飲んだりします。葛と生姜は体を温めるでしょう?やはり体を温めることが大切なことではないかと思うのです。ですから葛粉は必ず家に常備しています。あとは食べ過ぎないことですね。

編集部:食べ過ぎないということはとても大切ですね。

藤原:外から見るとわからないかもしれませんが、チェロを弾くということはかなり体力を使うのです。楽器自体がバイオリンなどと比べると重いですからね。筋肉はもちろん使いますし、弾く形が決まっているから結構いろいろなところの筋肉が凝ります。
 また、どのように演奏するかなど頭も使います。ですから、やはりよく食べないと体がもちません。私の場合、秘訣はよく食べて、暖かくしてよく寝ることです( 笑)。

藤原真理

 

厳しい教えを乗り越える

 

編集部:チェロを弾くことになったきっかけを教えてください。

藤原:父にチェロをしなさいと言われて始めました。きっと何かをさせたかったのでしょうね。始めてからは課題の連続でした。ハードルを越えるとまた次のハードルを越えるといういつも頑張っている日々でした。私は結構頑固な性格なので、ハードルが連続してやってきてもとことんやり通すタイプの子だったと思います。
 それから桐朋学園に入学し、日本を代表する指揮者でありチェリスト、そして教育家である斎藤秀雄先生に教えをいただくことができました。先生の教えは厳しく、チェロを弾く時間も一日とても長いものでしたが、どんなことでもそうだと思いますけれど、そういった厳しい時期を乗り越えないといけないときがあるのだと思います。

編集部:そのような厳しいことを乗り越えてこられたからこそ、その後のご活躍があったのですね。食についても詳しいのではないでしょうか?

藤原:時間があれば本を読み勉強しています。専門的ではないですが、いろいろな本を読み、いいなと思ったことがあったらまず実践するようにしています。その長い経験の中には失敗も多かったです。それでも「ああすればこうなるかな」っていうことを結構いろいろやってきたので、その積み重ねの経験が今の結果に活きていると思います。

編集部:食事の他に気をつけていることはありますか?

藤原:やはり体をよく使うことですね。数年までは普通のジムに通って定期的にトレーニングしていましたが、近年は1週間に一回は股関節や肩甲骨をゆるめてから整えるために個人トレーナーのもとでトレーニングするようにしています。

編集部:やはり体力をどのように維持するかには、トレーニングは欠かせないのでしょうね。

藤原:今年70歳になりまして、改めて数えてみると楽器を弾き始めて60年以上経ちます。その割にはもっとうまくなっていてもいいのでは?と思っていますけど( 笑)

藤原真理

 

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