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『月刊マクロビオティック』2020年3月号おすすめ記事

特集

マクロビオティックママたちの育児レポート

 

 

自由を選ぶ

 

「食事さえ調っていれば、あとは何をやってもいい」というのが我が家の家訓のひとつです。「食事」というのは、もちろんマクロビオティック食。子どもを「悪」から守り過ぎて良い環境しか知らないと騙されやすい人間に育ってしまうし、中毒性のあるものに触れさせないでおくと反動が起こるのが人間の弱さなので、「何事も経験! 善悪抜きに、命の危機になること以外なら何でもやってみなよ!」という考えです。「ダメ」と言われてやりもせず頭で理解できたとしても、それは真の理解ではないわけで、吸収&理解の凄まじい時期に様々な経験をさせることで受け取り方や考え方が多角的で豊かになり、形になるときには相当違ってくると思います。何にでもトライすることが重みのある一歩一歩を歩める深みのある人生になり、自分の本当の人生を見つける近道になるのではと考えています。

世界的に見たら、日本は自由を掴むことがたやすい国です。それなのに考えるべきことを人任せにして、右へならえにしています。実にもったいない。人は選択をし、本当の自由を選んでいくべきです。

 

 

保育園や学校との関係

 

学校給食についても予防接種についても、きちんと考えるべきです。自分の子が一体どんなものを食べ、どんな注射をされるのかをしっかり知っておかなくてはならないと思います。「国が推奨してるから大丈夫」という根拠はどこにもないし、それに対して誰も責任なんか取っちゃくれませんから。

現在、息子が通っている公立小学校では、1年に1度アレルギーの証明書を出せば弁当持参が可能です。私はマクロビオティックの考えを理解してくれている先生に証明書を書いてもらっていますが、そこまでしなくてもアレルギー検査を行なっている病院であれば「I g E 値(アレルギーの数値)では出ないのですが、食べるとプツプツが出たり熱が出ちゃうんです」と伝えれば、状況を理解して「アレルギー」として書類を書いてくれます。書類の作成は自費にはなりますが、学校給食での残留農薬の問題や、牛乳を毎日200ml飲むことによる体の負担を考えれば安いもんだと感じています。実際、アメリカでは給食で出される食材の残留農薬が問題視されており、子どもは大人の10倍体内に蓄積されるというデータもあり、牛乳についてもたくさんの書籍が出ています。

また、小学校では予防接種を受けるか受けないかは自由です。学校で流行っている病気はせっかくなので全部罹っておきたいところですね。我が家のマクロっ子はうつらない(もしくは重症化しない)ので、薬は使わず毎日の食事とお手当てで自然に治しています。ですがマナーとして、熱を出した時は自治体指定の登校許可証のいる病気の可能性もあるので、受診して、それらの病気でないこと(またはそれらの病気が治ったこと)を証明してもらうようにすると周りの安心感が違います。「予防接種しないから感染源」というような間違った認識を持つ人が多いので、証明は周囲との人間関係を円滑にするためにもとても重要です。

特に未就学児の場合は、健診の際にしつこいくらい接種するように言われます。原則として、予防接種の有無は保育園や幼稚園への入園可否に関わることはないのですが、園医の考え方によってはトラブルに繋がることもあるので事前にリサーチしておくことをお勧めします。

予防接種を受けない理由はそれぞれでいいと思いますが、我が家の場合は「化学物質過敏症なので、化学物質を血液に直接入れることは、子どもにとってとても危険です。もし死亡事故があった場合は、誰が責任を取ってくれるんですか? 子どもの命を人任せにするようなことはできません。接種しないことで病気が重症化するなら寝ずにとことん看病しますし、麻疹にかかった子がいたら抗体をもらいに駆けつけます。それくらいの覚悟は持って接種をしないと言っています」と伝え、すべてパスしました。

最近は理解してくれる人が増えました。健診時に保健士さんが「いろいろ言われることがあると思うけど応援してるからね!」と励ましてくれたことがあります。娘の通う保育園の看護師資格を持つ園長先生はマクロビオティック的な育て方にとても理解を示してくれていますし、息子の通う学童の所長さんも我が家の育て方を素晴らしいと言っていつも協力してくれます。

オーガニックコスメでお化粧中の娘。母がほとんど化粧をしないので
メーク道具を処分してくれてありがたいです(笑)

 

食育への理解が高まっている

 

子どもに関わる医療機関や園の理解はここまで変化しました。2017年まで本誌で「我が子に教わる食養生」を連載していましたが、その頃に比べるとかなりの進歩です。以前の保育園での給食は一般的な乳幼児食でしたが、ここ数年の間に給食から卵が消えました。卵アレルギーの子どもが激増してきたからだそうです。牛乳がなくなる日もそう遠くはないとか。おやつも砂糖や乳製品を使ったものが定番でしたが、今はおにぎりや、牛乳の代わりに豆乳で作ったケーキ、という日があります。「食育」に取り組む学童も増え、着色料と白砂糖まみれのような安価なおやつから、豆腐やおにぎり、餅菓子が主になり、使われている材料もシンプルです。

一昔前は説明すればするほど変人扱い&敬遠されていたのに、今はアレルギーや病気も増え、研究も進んだことで「あなたが言っていたこと…本当だったんだね」と周りの評価も一変。私の子育て法を信用してもらえるようになり、様々なことに興味を持って質問される機会が多くなりました。

マクロビオティックを実践し、周りに言及するようになって15年。ようやく世の中が「大切にしなくてはならないことは何か」に気づき始めています。マクロビオティックを伝え続けてくれた先輩方の功績のおかげで今がこんなに変わったのですね。これからがマクロビオティックの腕の見せ所です! 私は未来ある子どもたちが安心して暮らせるよう、しっかりと道しるべを照らせる大人でありたいと思います。

 

VEGANIC TO GO

東京都港区六本木7-4-14 TEL:03-6434-0211
営業時間:11:30〜17:00(L.O.16:30)土曜のみ21:30まで
定休日:水曜定休(年末年始などの臨時休業はあり)
アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂」3番出口より徒歩3分
都営大江戸線「六本木」7番出口より徒歩4分
東京メトロ日比谷線「六本木」4a出口より徒歩5分

 

五十嵐 廣子/いがらし ひろこ

ヴィーガン料理研究家。六本木のカフェ「VEGANIC TO GO」オーナーシェフ。クッキングスクール リマ マスターコース修了。病気とアレルギーだらけの体をマクロビオティック食で克服。医者に子どもが産めない体と言われるも2人を自宅で自然出産。世の子どもたちが安全に暮らせる術を探求し続けている。

 

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