日本CI協会はマクロビオティックの創始者桜沢如一によって創設された日本で最も歴史のあるマクロビオティックの普及団体です。

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『月刊マクロビオティック』2020年7月号おすすめ記事

桜沢如一の細菌・ウイルスの世界観

特集

マクロビオティック的 ウィズ・コロナ・ライフ 

パンデミックで変わる、パンデミックの先にあるもの

 

日本では、新型コロナウイルス感染拡大により4月7日に発令された緊急事態宣言が5月25日に全面解除されました。しかしながら、このウイルスの脅威が去ったわけではありません。これからはウイルスと共存しながら生活していくことになります。今後、何に気をつけて生活していけばよいのでしょうか?
今回の特集では、クッキングスクール リマ講師をはじめ、当協会講師、当協会に関連する海外在住の方々へ、下記についてお話しを伺いました。

※講師などが予防のために実践していることは、効果を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください

 

岡田 英貞(クッキングスクール リマ 校長

 

A1:世間で良く云われているようなウイルス対策を実行しているくらいであまり特別なことはしていません。手洗いとうがいの励行を意識する程度で、うがいには朝まとめて入れた番茶を用いています。番茶に含まれるカテキン酸には優れた殺菌効果があるそうです。

食事も1日2食で玄米と野菜・海藻の味噌汁等、ほぼ普段通りのものを食べていますが、免疫力強化には腸内環境を整えることが大事とのことなので、梅醤番茶を毎朝いただくこと、発酵食品と食物繊維をきちんと摂取することは少し意識しています。

生活面では衣類を毎日全部替える、毎日の入浴でしっかり温まることを実行していますが、大好きな銭湯にあまり行けないのが残念です。

自粛といえば趣味の山歩きもしかり、室内に居ることが多く運動不足になりがちなので、近くの多摩川沿いや緑の多い住宅地を気分転換を兼ねてウォーキングしています。

A2:ウイルス感染拡大は公衆衛生への深刻な脅威であり、毎日の暮らしの安全と安定を脅かしています。また、私たちの生活自由度が大幅に制限されるという事態も引き起こしました。言うまでもなく安全と安定は社会の最も重要な基盤であり、私たちの文化や政治、経済上の自由な活動と発展はその上に立脚しています。しかし、今回の事態で、社会の安心安定の確保には私たちの自由を制限する以外に手段がないと云う状況に直面しました。

結果として、為政者が強権を発動したり、人権に対して強い制限を設ける方が、効率的に事態を収拾できるという見方が生まれています。また、「コロナ正義マン」や「マナー警察」と云われる行き過ぎた反応も散見されます。

さて、このコロナ危機は私たちに何をもたらすのでしょうか? 一部の大国の指導者に見られるように、情報や資源の共有を拒み、自己の利益を第一に考えて他者との対立を厭わない孤立主義的な発想や、全体の目的のためには個人の人権に対する制限は当然とする全体主義的な考え方に傾きはしないでしょうか? それとも民主的な制度と人権尊重を維持しつつ、有るものを共有し互いを助け合うという連帯や協調を強め、よりバランスの取れた社会に向かって行けるのでしょうか?

こうした思いを廻らす一方、自分自身の有り方を振り返る必要も有ります。豊かな社会の中で必要以上の欲望と消費を追い求め、足るを知らなかったのではないか? 自由の名のもとに他者を顧みず利己的であったのではないか? コロナ危機を契機としてより良い明日の実現に向かっていけたらと念じる昨今です。

 

おかだ ひでさだ
クッキングスクール リマ校長。商社に勤務するも、環境問題や食の安全性、自然食について強い関心を持ったことから退職し、コックの道を目指す。2005年東京代官山に「メルロ パノニカ」を開店、2014年「Cuisineet Sante LIMA」の料理長に就任。料理を通じ、マクロビオティックを普及中。

 

 

大島 弘鼓

(クッキングスクール リマ講師・名古屋校主宰)

 

A1:月並みですが、感染予防のために実践したことは、免疫力を高めるために食を調え、早寝早起きをし、湯船に浸かってしっかり身体を温めてリラックスすることです。

病原体としての細菌は生物ですが、ウイルスは生物ではなく、たんぱく質と核酸からできたもの。感染予防のためにも旬の食材の他に、たんぱく質分解酵素のあるダイコン、ネギ類、キャベツ、キノコ類、レンコンなど質の良い無農薬野菜に火入れしたものと、サッと塩揉みや糠漬けにした生に近い状態のものを組み合わせ、毎日の食卓に出しました。

感染をむやみに恐がっても、心の状態が身体に大きく影響しますし、かといってステイホームの影響でついつい食べることに気がいってしまいます。そこで心がけたのは、お腹がすいてから食べることと、身体の声を聴くこと。夕食は家族と共に食べましたが、朝昼はその日の状態により、食べたり食べなかったしました。よく食べたのは葛練りと梅干し入りの玄米粥。腸内を調えて血液をアルカリ性にしておけば、食べ過ぎることもなく、眠くなることもありません。

ゆったりとした生活をしていると、いつも以上に自然とマクロビオティックの基本食を食べたくなるのを感じました。心の状態と嗜好は深い関係があることも身をもって体験しました。丁寧に暮らしていると、丁寧に作ったものが食べたくなり、伝統的な食をDNAが欲しているような感じです。

帰宅後は手洗いをして、梅酢を薄めたものでうがいをしたり、私どもの店「自然食BIO」で販売している無農薬のびわ葉を玄米焼酎で一年以上漬け込んだ「びわよう」をのどにスプレーして殺菌していました。いつでも持ち歩き、手指の殺菌、のどの殺菌などに重宝しました。その他には、梅肉エキスをよく摂っています。

A2:緊急事態宣言が発出され、見えないものへの不安が募りましたが、自粛生活を始めてみると、自宅でのおこもり生活はゆったりとした時間の中で溜まりに溜まったもの(書類・本・服・何十年分の写真)の整理に思う存分明け暮れ、読書までできて思いがけない贈りものをいただいたような時間を過ごすことができました。

すっきりと部屋空間を見ていると、今まで見て見ぬふりをしながら心の片隅で気になっていたものなどが整理できたことにより、新たな何かの始まりさえ感じます。

世界規模で自粛生活が行われたおかげで、環境汚染が大幅に改善されたと聞きます。桜沢如一先生はこう云っています。この世の中には「見えるモノ」と「見えないモノ」があります。「見えるモノ」だけを肯定し、「見えないモノ」を否定してきた人々が、「見えるモノ」は「見えないモノ」から生まれ、製造されたりするらしいと云う事を発見した。素粒子の宇宙の発見である。(「健康の七大条件」より)

見えるものと見えないものは陰陽の関係であり、今まで、外へ外へと向かっていた人々の意識が内へ内へと向かい、一人ひとりが本来の自分に向かい合う良い機会になったと思っています。

環境、時代を陰陽でみていくと、産業革命から始まった「より多く」「もっともっと」の外に向けた西洋的な時代から、東洋的な一人ひとりの内の在り方を見出す時代の幕開けなのかもしれない…と、空想にふけることも。「自由人になるヒミツは不自由と困難と不快を見事に切り抜ける練習にある」(「千二百年前の一自由人」より)とあるように、また一歩自由人に近づくことができたように感じています。

 

おおしま ひろこ
クッキングスクール リマ名古屋校主宰。本校では、マスターコース、インストラクター養成講座を担当。母の影響により、10代の頃より玄米菜食を実践。病院栄養士を経て、結婚、3人の子育てをしながら、従来の栄養学的な食生活と、子供の頃から自宅で食べていたマクロビオティックの食生活をそれぞれ体験、実感してみた後、長年の経験をもとにマクロビオティック講師となり、夫とオーガニックショップ「自然食BIO」を開業。

 

 

角元 康代

(クッキングスクール リマ講師・千葉校主宰)

 

A1:不要不急な外出は控える、外出時はマスクをつける、帰宅した際にはしっかり手洗いを行う、といった基本的なことだけで、それ以外は普段と変わらない生活を送っています。規則正しい生活を心がけ、朝は日の出前の明るくなってくる頃起床、今の時季ですと5時頃に起床しています。毎朝お味噌汁をいただき、1日2回土鍋炊きの玄米を食べています。他には拭き掃除などで体を動かしたり、家庭菜園を楽しんだりしています。

世間では、ウイルス感染拡大防止のため小学校が休校になり、早3ヵ月が過ぎました。私は、リマの講師以外に学童保育(子どもルーム)の指導員をしています。2月はルームを利用する子どもたちがかなり多く、マスク不足のため、着用率は50
%。4月になり緊急事態宣言が発出されたことで利用する子ども数は減り、手作りマスクの情報とともに、マスク着用が増え、100%。しかし、限られた居場所での預かり保育のため、手を伸ばしてTの字を作って離れる距離の確認をしてきましたが、お互いに保つことは難しく、完璧に3密を防ぐことはなかなか困難でした。

「もし私が感染したら…」「家族は私より年上で不摂生だからすぐに発病してしまうかもしれない」「会社はどうなるのかな…」など、不安や恐れを感じることも少なくありませんでした。ところが、子どもたちと外に出ると、青空や風に揺れる若葉、ヒバリのさえずりに触れ、季節の移ろいの中の心地よさにホットしました。もしかしたら、このコロナ禍も時の流れの中の自然の摂理なのかもしれません。

A2:今、SNSやニュースを通してたくさんの情報が入ってきます。

見聞きするたび不安に駆られ、「あれもやらなくちゃ…これもしなくちゃ」と情報を鵜呑みにしているとパニックになってきます。そんな時は、自らの過ごし方・生き方は「中芯」をしっかり持って判断・選択していこう!という想いを再確認しています。

こんなときにこそ、ものさし・魔法のメガネをと改めて考えました。「中芯」というと大ごとのようですが、「体や心が心地よい」を目安にしています。

たとえば、朝一番はお味噌汁! しっかりした朝・昼食は出勤前の10時30分頃一緒に摂る。少し空腹くらいが朝の貴重な時間を有意義に使うことが出でき、一日中ルンルン。このルンルンが笑顔を生み、体や心が心地よくなります。

ささやかな私の心地よさが伝わり、子どもたちも不安や心細さを受け入れながら、各々の「中芯」を持ち、成長してくれるといいなと願っています。

さあ今日も「おかえり!」と、声をかけて子どもたちと過ごします。このウイルスが収束したら、「体や心が心地いいもの」を一緒に探しましょう!料理教室でお待ちしています。

 

かくもと やすよ
クッキングスクール リマ千葉校主宰。本校・新宿校では、ベーシックT・U、マスターコース、インストラクター養成講
座を担当。夫の転勤に伴い、全国を転々とする中でマクロビオティックや天然酵母のパンと出会う。現在は子どもルームにて勤務。「朝はお味噌汁を飲もう!しっかりご飯を食べよう!」と、次世代を担う若い子どもたちへマクロビオティックを伝えるべく奮闘中。

 


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