日本CI協会はマクロビオティックの創始者桜沢如一によって創設された日本で最も歴史のあるマクロビオティックの普及団体です。

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『月刊マクロビオティック』2020年8月号おすすめ記事

特集

マクロビオティック的 ウィズ・コロナ・ライフ2

私の新生活様式

 

新型コロナウイルスの影響により、多くの人が生活スタイルの変更を余儀なくされました。3密(密閉、密集、密接)を避けるため、行きたいところに自由に行けず、人との触れあいも気軽にできず、先の見えない不安にストレスを抱える毎日…。そんな中、マクロビオティックを実践している人たちはコロナ禍をどのように受け止め、どのように日々過ごしているのでしょうか? 今回の特集では、クッキングスクール リマ講師とインストラクターの方々からお話を伺いました。

※講師などが予防のために実践していることは、効果を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください

 

櫻井 裕子

(クッキングスクール リマ講師・藤が丘校主宰)

 

A1:3月から子どもたちの学校が臨時休校に、夫も在宅勤務に切り替わったため、我が家は3ヵ月以上、家族5人でステイホーム期間を経験しました。

私が最初に思ったのは、他のお母さんたちと同じく「大変!」でした。主宰している藤が丘校の授業もまだ残っており、家族が朝から晩までいると仕事ができないし、掃除などの家事もなかなか進まない。お昼ご飯も毎日作らなければならない。その上、子どもたちの宿題や勉強を見たり、学校が急遽始めたICT教育(パソコンやインターネットなどの情報通信技術を活用した教育)についていかなければならない…。「〜ならない」のオンパレードで「息の詰まる忙しい毎日が始まったな」と思いました。

ところが、一週間ぐらい過ぎたところで家族の生活が変化し始めました。普段忙しくしている子どもたちが身の回りを整理したことによって、自分自身を見つめ直す時間ができたのです。まず始めたのがお掃除。朝起きたら私と一緒にお掃除をするようになりました。掃除をすることで気持ちがスッキリして心が落ち着いたようです。

子どもたちは料理にも興味を持ち始めました。庭に生えている野草にも興味を示し、野草の本を引っ張り出してきて、カラスノエンドウやヨモギ、タンポポ、ツクシ、スギナなどを摘んでは野草料理にも挑戦しました。

一番印象的だったのは、発芽ブームです。玄米を発芽させる私を見て次女が真似をし始め、小豆もひよこ豆も玄ハトムギも発芽実験を始めました。すると、長女はおじいちゃんの畑の野菜の種を、長男はフリルレタスの種を発芽させ始めました。子どもたちは常に面白がり、ワクワクした生きるエネルギーに溢れ、家族で充実した自粛期間を過ごすことができました。

A2私の生活の基本はほとんど変わっていません。基本的なマクロビオティックの食生活と掃除、適度な運動。太陽
に当たったり、土に触れたり、大地のエネルギーを感じる生活がこれからも大切だと思います。

姉妹校の主宰者としては、マスクやフェイスシールド、除菌スプレーなど、対策することがたくさんあります。しかし、それよりももっと根本的で重要な課題に新しく取り組まなければならないと考えています。今回のウイルスが流行する原因にもなっている現代の生活様式、食事法、すなわち免疫力や自然治癒力を低くする自然とは乖離 した生活から、どのようにマクロビオティックの生活法を「新しい生活スタイル」として定着させて、感染リスクを下げるか、ということです。

マクロビオティックは伝統的な日本の食生活をベースにしていますが、時代遅れの生活法であってはいけないとい
気持ちが強くあります。常に最先端の、現代の主婦(夫)のニーズに適合したものでなくてはなりません。各家庭の食事や生活の実態はどのようなものか。どのようなニーズがあるのか。マクロビオティックは新しい時代でどのような役割を果たすことができるのか。お料理の仕事を通して参与観察を始めているところです。

 

さくらい ゆうこ
クッキングスクールリマ藤が丘校主宰。2006年、妊娠を機にマクロビオティックに出会う。現在3人の子どもをマクロビ
オティックで子育て中。忙しい方でも無理なく、楽しく続けていけるシンプルなマクロビオティック料理を目指す。

 

 

平沢 きよみ 

(クッキングスクール リマ認定インストラクター)

 

A1: 過去にSARSやMARSの流行を経験していない日本では、中国やヨーロッパで新型コロナウイルスが流行しているニュースを観ても「対岸の火事」としか感じていなかった人が多かったのではないかと思います。2月に入って徐々にその脅威は身近になり、クッキングスクール リマも国の方針に沿って2月後半から休校になりました。

仕事がなくなったため一人で自粛生活をしていましたが、緊急事態宣言後は主人もテレワークになり、我が家は生活の場だけでなく、仕事場となっていきました。

ウイルスの正体があまりわかっていない頃は「流行は一時的なものだろう」と高を括っていましたが、タレントの志村けんさんが亡くなった記事を見て得体の知れない恐ろしさを感じるようになりました。

絶対に感染してはいけない。3密を避け、マスクを着用し、手洗い、ソーシャルディスタンスを心掛けました。旅行もコンサートも食事会もすべてキャンセル。実家に行くこともできず、ただ家にいて感染者数が減るよう願っていました。

A2:食事を中心とした生活習慣で免疫力を上げておく必要を改めて感じ、今まで以上にマクロビオティックの食事をきちんといただくよう心掛けました。主人はお肉お魚が大好きなので菜食は週1回程度でしたが、今は週に2〜3回は菜食のみにして、お昼は麺
類にしています(今までリマで習った美味しいマクロビオティックのレシピがとても役立っています!)。また、梅干しとぬか漬けなどの発酵食は必ず食卓にあげるようにして、体に良い菌を摂るようにしています。フルーツやジュース、ナッツ等の陰性なものを摂り、アルコールの量を減らしました。

また、早寝早起き、定期的な運動など生活習慣を見直したことで、以前よりも健康的な生活になった気がします。今はお笑い番組を観てたくさん笑うようにして免疫力を上げることに注力しています。今回の自粛で体温を測る機会が多くなり、35度台の低体温であることがわかりました。低体温は免疫力が落ちるので、入浴法を変えるなど体温を上げるように心掛け、今は36度台を保っています。

まだまだ、世界中で感染者が増えている予断を許さない状況ですが、経済を考えると自粛ばかりしているわけにはいきません。この新しいウイルスと共に生活をしていく必要がある今、免疫力を高く保てるマクロビオティックの生活法が有効です。今後も家族や友人に、また社会全体に広めていきたいと思っています。

 

ひらさわ きよみ
クッキングスクール リマ認定インストラクター。小売店セミナーや体験レッスンなどを通じて、マクロビオティックの普及に努める。雑穀アドバイザー、食空間コーディネーター、準卓食インストラクター、統合医療コーディネーター、フラワーアレンジメントなど、多数の資格を持つ。趣味は、歌舞伎鑑賞、美術鑑賞、読書。

 

 

加藤 真澄

(クッキングスクール リマ認定インストラクター)

 

A1:新型コロナウイルスが日本国内で
も広がり始めた2月下旬頃、社会全体が未知のウイルスに対して警戒を強め、常に緊張状態になっていく危機感を感じていました。そんな中で私が一番大切にしたことは、「子どもたちを不安な気持ちにさせない」ということです。「今回のウイルスに限らず、どんなことが起きても何とかなる。大丈夫、大丈夫」と、親である私が平常心でいることを心がけました。

ステイホーム期間中は、のんびり過ごしながらも一日のリズムは大切にしようと3つのことを実践しました。

◎朝食はいつもと変わらず基本の食事(玄米、海藻入り味噌汁、納豆、梅干し)を家族でいただく
◎一日一回は日光を浴びる
◎子どもたちと料理を一緒に作る(次男とお味噌汁を、長男と昼食を作っていました)

私たちの体は、自分の食べたものでできている。だから子どもたちにも「食べること」を大切にして欲しい。一緒に料理をすることで、私の想いが少しでも伝わればいいなと思っていました。ウイルスの感染が世界的に深刻になっていく中でも恐怖心を感じずにいられたのは、食事が調っていたからだと思います。料理ができれば自分の体を自分で調えることができるのです。

それからお家時間を楽しむアイテムとして、ハンモックとテントを購入し、庭で自然を感じる時間を取り入れることにしました。外の風を感じながらハンモックに寝ころがり、昼寝や読書をするのは格別でとても癒されました。ウットデッキでのキャンプも夜の虫の声や風の音を聞きながら、月夜を眺めることができてとても楽しいものでした。「工夫次第でお家にいてもこんなに楽しめるのか」と、新たな発見がたくさんありました。

A2:新型コロナウイルスは経済に大きな打撃をもたらし、世界中の人々に新しい生活スタイルを求めました。その一方で、忙しい日々に休息を、家族が一緒にいる時間やたくさんの気づき、忘れていた大切なことを思い出し、自分自身と向き合う時間をもたらしてくれました。

今後、私たちは今までとは違う新しい生活スタイルを模索していくことになります。以前のように忙しい日々に戻っても、本当に大切なものを見失わず「自分」という軸をしっかりと持って過ごしていきたいと思っています。

 

かとう ますみも
クッキングスクール リマ認定インストラクター。各地小売店やスクールでのセミナー講師、自宅でのママ友との料理教室などでみんなが幸せになれるマクロビオティックを少しでも多くの人に知ってもらえるよう活動中。家庭では、夫・2人の男児との暮らしの中で、「おいしい!」と食べてもらえる料理やお菓子づくり、キッチンにある食べ物で行う手当てを実験中。

 


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