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『月刊マクロビオティック』2021年10月号おすすめ記事

特集「身体・空間・精神 CLEARING」

"CLEARING"とは、本来、金融分野において債権の「清算」を意味する言葉として使われてきましたが、「断捨離」などと云う言葉の流行と共にスピリチュアリズムの世界では「魂・潜在意識の浄化」と云った意味に使われているようです。また、生理学の分野では、おなじみのデトックスという言い方をしますが、これも同様な意味合いで使われます。

マクロビオティックの観点では「掃除」という単純にして日常的な行為を、極めて重要なものと位置付けています。なぜならそれは身土不二の原則から観て、環境と身体を分離されたものとは見做さないためです。周囲の環境を浄化することは、ただちに心の浄化と解釈されます。そして心の浄化はそのまま身体の浄化を意味するからです。

この国を初めて訪れる外国人が何よりも驚くことは、磨き抜かれた清潔なトイレ、ゴミひとつ無くクラクションの鳴らない、美しく静寂な街路だそうです。神社にお参りすれば必ず手水舎があり、拝殿では「祓え給え、 清め給え...」とお祈りします。つまり「祓い」と云え、「清め」と云え、 すべてはクリアリングをお祈りしていると云った具合です。古来より日本人ほどクリアリングに精通した民族はありません。これはマクロビオティックのもうひとつの側面と云っても過言ではないでしょう。

今月の特集は、本誌でもおなじみの先生方より、それぞれのお立場からクリアリングに関するさまざまなコダワリや、経験談、教育的な意味も含め、それが与えてくれる恩恵について語っていただきました。改めて、いにしえの日本の心を取り戻し、世界平和を請い願う気持ちに心馳せて頂けたなら、これに勝る幸はありません。

 

 

断食で身体浄化

マクロビオティック和道 主宰 磯貝 昌寛

 

断食と登山


「断食をすると栄養失調になるから怖い」と思っている人は意外と多いのではないでしょうか。山に登ったことがないのに登山を怖いと思っている人がいるのと同じように、断食という言葉は誰もが知っていても、やったことのある人がほとんどいないので、恐怖を感じてしまうのかもしれません。

山登りは、山を登るだけでなく、山を下りなくてはなりません。山を下りて、家に帰るまでが登山です。断食はある種の登山と考えた方がいいのです。

私の行っている断食においての上りは、玄米粥を徹底して噛んでいる時のことを言います。「噛む」「動く」「温める」が断食においての上りの行ということになります。「よく噛み」「よく動き」「よく温める」ことによって、体に溜まっていた毒素(老廃物)を血液に溶け出させたり、胃腸の粘膜から代謝させたりするのです。このことを「排毒」と言っています。

これらの実践で排毒が進むと、症状が出てきます。だるい、眠い、頭が痛い、胃がムカムカする、身体がこわばる等の症状が一般的です。精神的にも不安定になって、イライラしたりすることも珍しくありません。血液の中に毒素が溶け出していると食養では考えているのですが、それはこれらの症状が、飲み物や食べ物をいただくことで改善されてくるからなのです。

溜まった毒素をしっかり排泄しきらないと体はきれいになりません。血液に溶け出した毒素は、肝臓や腎臓などの浄血に関わる臓器を通って、小便や汗で体外に排泄されます。

私の行っている断食では排毒を促すのを上りの行、排泄を促すのを下りの行として考えています。

 

 

体の声をきく


断食は登山と同じですから、自分の体力に合わせて行うことが大切です。登山初心者がエベレストに登るのは不可能なように、断食初心者が長期間の断食をするのは無謀です。まずは一日行うことです。一日大丈夫であったなら2日、3日と進んで、排毒反応が出てきたら下っていくのです。

下りの行では、食べ物、飲み物を徐々に入れていきます。葛湯や葛練り、りんごジュース(100%のフレッシュを水にブレンドする)の葛湯や葛練り、野菜スープをよく使っています。暑い夏場には、フレッシュな生野菜や果物、スムージーを使うこともよくあります。体調によっては薄い味噌汁がよいこともあります。血液や胃腸の粘膜に溶け出してきた毒素を、これらの食べ物、飲み物で中和・解毒してあげるのです。

そして、排毒反応が一番顕著で体にとっても一番重要なことは、だるい、眠いという症状が出ることです。これは「体を休めてあげて」という体からの声です。

体は立っていたり、座っていたりするよりも、横になっている方がずっと楽です。重力に逆らって血液を上に流すよりも、横に流していた方が、心臓だけでなく多くの臓器にとっても負担がありません。

排毒反応が出てきたら、「寝る」「飲む・食べる」「温める」ことを実践するのがよいと考えています。もちろん、体を動かすことで血流が良くなって排泄を促すこともよくありますが、強い眠気とだるさがある時は、体の声に従った方がいいことが多いのです。

断食においての上りの行と下りの行をイメージしながら断食に取り組むことは大切なことです。上りの断食と下りの回復食が順調であれば、胃腸が調って、体温も上がり、基礎代謝が高まります。太っている人はスリムになり、痩せている人はふっくらしてきます。断食明けは消化吸収力が高まりますから、回復食から食前に筋トレを組み入れると、体はガッチリしてきます。

 

 

断食と温熱


定期的に断食に取り組むことは、重篤な病気であればなおさら大きな治療になっていきます。現代の国民病ともいえるガンにおいても、治療として断食に取り組めるのです。

上りの行と下りの行にともにあるポイントが「温める」です。

ガンにおいては「温める」ことはもっとも重要なことです。オートファジー(自食細胞)の理論では、細胞は飢餓状態になると、自らの毒素細胞を食べて、新しいきれいな細胞に作り変えるといいます。ところが、ガン細胞においては、ガン細胞が自らの細胞を増殖するためにオートファジー(自食細胞)を活用することもあるという研究もあります。飢餓によってオートファジー(自食細胞)がきれいな細胞を増やす方へ働くのか、ガン細胞が増えてしまう方へ働いてしまうのか、分水嶺として「温める」ことが存在するのです。

二十四節気のひとつ大寒の食養合宿(断食合宿)に参加された方の中に、4年前に卵巣ガンが発見された女性がおりました。すぐに現代医学の標準治療、手術、抗がん治療を施し、その直後から食養を始めました。その方は3年前に縁あって和道の個別研修に参加されたのです。その時に、私の望診的な判断から塩断ちを実践したのです。3泊4日の塩断ち研修を終えた後に病院で検査をすると、腫瘍マーカーが劇的に減少していたといいます。彼女は4年前のガン宣告では余命3年と告知されていたそうです。

断食や塩断ちとともに、体を徹底して温めると、ガン細胞の増殖が抑えられると、私の食養指導の経験から感じています。ガンはそもそも熱に弱いのです。さらにガンは体の細胞の中でも大食漢といわれますから、一時的に断食や塩断ちをすることにも大きな意味があります。

 

磯貝 昌寛/いそがい まさひろ

1976年群馬県生まれ。15歳で桜沢如一「永遠の少年」「宇宙の秩序」を読み、陰陽の物差しで生きることを決意。大学在学中から大森英桜の助手を務め、石田英湾に師事。食養相談と食養講義に活躍。「マクロビオティック和道」主宰。

 

 

 

伊勢志摩巡礼 さわやかドライブ

クッキングスクール リマ認定インストラクター 小林千恵子

 

伊勢志摩に移り住んで早5年。今日は晴天、私のお気に入りの神社・名所を一緒にドライブしましょう! 愛車には南伊勢の窯で焼き上げた備長炭を四隅に置いて炭結界を張っていますよ。車内は空気も氣もクリーニングしてあります。タンブラーに入れてきた水は、松阪市飯高町の櫛田川ダムからのお水。すでに美味しい水に、備長炭を入れてさらに浄化してありますよ。そこに伊勢の真珠塩をひとつまみ投入。ミネラルバランスも良く、速やかに吸収されます。ドライブ中に召しあがってくださいね。

さて、櫛田川の名の由来は、皇女「倭姫命(やまとひめのみこと)」第十一代、垂仁天皇の命を受け、皇祖神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の鎮座地を求めて諸国を巡行されていたとき、倭姫命が「竹田の国」と呼んでいた地で、櫛を落とされたのでその地に櫛田神社を定め、櫛田という地名もそこから起こったとされます。三重県らしい歴史ある一級の水源だったのです。

 

世界が闇に包まれた神話の舞台


さて、始めは神話にも登場する「天の岩戸」に立ち寄りましょう。この天の岩戸は、伊勢神宮から山道を越えて志摩に抜ける県道伊勢磯部線通称「伊勢道路」の伊勢市と志摩市の境、峠のトンネルを下った先の右手鳥居の奥にあります。車を降りると、木々が生い茂る豊かな森が広がり、天照大神が身を隠した場所として知られている洞窟です。

その昔、天照大神の弟が悪さをしたことから、お怒りになった天照大神が洞窟に隠れてしまいました。天照大神は太陽の神様。そんな天照大神が洞窟にこもったことで、世界は真っ暗になってしまったという神話。今でも神聖な場として大切に保存されています。

その参道を進むと、落差3メートルの禊滝が見えて来ます。滝壺の左側には天照大神を岩戸から引き出した「天手力男神(あめのたじからおのみこと)」のものと言われる手形付きの石があるのでご覧になってくださいね。その滝の前で深呼吸してみてください。すると、心身が清々しくなりますよ。また、少し登ると神話で有名な岩戸の恵利原の水穴で手を清めることができます。この水は一日に3万トンも湧き出ていて名水百選にも選ばれています。私はこの水を少し汲んで自宅で水晶の浄化に使わせていただいています。古に思いを馳せながら、次の神社へ参りましょう。

 

 

パワースポット瀧原宮


瀧原宮は度会郡大紀町(わたらいぐんたいきちょう)に鎮座する内宮の別宮で、元伊勢とも伝えられている神社です。瀧原宮の由緒は大変古く、「倭姫命世記」によると約2千年前まで遡ります。天照大御神の御魂をお祀りし、参道は
樹齢数百年を越える杉の木立に囲まれています。参道の中央に杉の木がスパイラル状にそびえ立ち、そこがゼロ磁場とも言われる由縁なのかもしれませんね。参道を進むと、伊勢神宮と同じ形式の川岸が御手洗場になっています。参拝は「別宮」2社、「所管社(正宮や別宮に直接関わりがある神々が祀られている神社)」2社が並んで建っていて、決められた順番に参拝して行きますよ。呼吸を整えて、さぁ、二拝二拍手一拝、感謝の気持ちを伝えます。

 

真珠貝が結んだ神社とのご縁


ドライブの最終地点は、志摩市神明にある小料理屋「志季」へ。ここで伊勢志摩ならではの真珠アコヤ貝の貝柱料理を酢味噌和えと、アオサ入り貝柱の天ぷら(旬は12月〜1月頃)を堪能できます。今夜は伊勢志摩の旬を満喫しましょう!

「志季」の女将の息子さんが宇賀多神社の神職さんだったので、それがご縁で参拝するようになりました。宇賀多神社は社名の語呂が「受かった」「う、勝った」と発音が近いことから「縁起がよい」と受験生や高校球児らのパワースポットとして信仰を集めています。境内の大岩をご神体として祭祀が行われていたのが始まりで、室町時代・江戸時代・明治時代に合祀を重ね、二十五柱の祭神をお祀りしています。落雷から社殿を守ったご神木の竹柏は凪に通じるので、特に船乗りに信仰され、葉っぱを災難よけに守り袋や鏡の裏に入れ
る習わしがあるんですって。

今日は自分だけのオリジナルお守りづくりと御祈願を合わせてお願いしてあるので体験しに行きましょう。一般的なお守りは紙ですが、この神社のお守りは木札で、地域性で船乗りの方や海女さんが肌身に付けるように良く考えられているんですね。毎年お正月には獅子舞奉納があり、五穀豊穣、大漁満足、疫病退散などを祈願し、正月の3日間奉納される「獅子舞」は江戸時代以前から続いており、地域の方々の行事となっています。今年は疫病退散!志摩「護り札巡り」が行われていて志摩市の4カ所の神社で特別なお札を配布しています。

今回の伊勢志摩のドライブはいかがでしたか? また、一緒に神社巡りしましょう!

 

小林千恵子/こばやし ちえこ

日本のエステティックの草分けであるKanebo、資生堂にて数々のサロンを立ち上げ、2003年にグランドハイアット東京入社。さらにホリスティックウェルネスを追い求め、2016年から伊勢志摩の外資系リゾートホテルにてマネジメントを担う傍ら、滞在型ウェルネスにマクロビオティックの考えを取り入れた養生サポートと、鍼灸指圧を融合したウェルネスメゾットを確立。2021年にフリーランスに転向し、同グループの東京大手町にあるホテルと伊勢志摩で顧客の施術とセラピスト研修などを行う(https://purespahospitality.com/)。鍼灸指圧師。CIDESCO国際エステティシャン。温泉利用指導者。

 


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