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月刊「マクロビオティック」9月号のオススメレシピ

陰性なものには陽性を合わせて調和を図ります。火の陽性、時間をかける陽性、塩を加える陽性と、方法はいくつもあります。そしてこの季節、芋やかぼちゃなどはデンプンがしっかりつき、味も深まります。デンプンは唾液の酵素に出合うとすっと溶けていきます。エネルギーの素になるデンプンを丁寧に食べて、身心を生き生きと保ちたいですね。
2016年9月号 陣笠揚げ

材料(2人分)
生しいたけ……4個(笠と軸に分け、軸はみじん切り)
ひえ……大さじ2(3倍の水で煮る)
玉ねぎ……1/2個(みじん切り)
オーサワのベジミート(ひき肉タイプ)……大山2
薄力粉・葛粉……各適量
アスパラガス……2本
醤油・塩……各適量
揚げ油……適量
だし汁(昆布)……1/2カップ
作り方
- 鍋に油大さじ1を温め、玉ねぎを炒めてしいたけの軸、ベジミートを炒め合わせ、塩ひとつまみ入れる。
- @にひえを加え、葛粉小さじ1、薄力粉大さじ2を混ぜる。
- しいたけの笠のひだに薄力粉を振り、Aをこんもり詰める。
- Bの全体に葛粉をまぶし、中温でじっくり揚げる。
- アスパラガスを塩茹でし、ハカマを取って下の硬い部分は薄い小口切りにする。
- だし汁に葛粉小さじ1を加え、醤油大さじ1、塩ひとつまみを加えて火にかけ、よく煮て餡を作り、アスパラガスの小口切りを加える。
- Cを皿にとりアスパラガスを添え、Eをかける。
ワンポイント
- しいたけはじっくり揚げて火をよく通します。
- 具材に葛粉を入れ過ぎないようにします。
9月号その他のレシピは・・・
・銀杏ご飯
・大根・人参・豆腐のサイコロサラダ
・さつまいものポタージュ
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尾形 妃樺怜 / おがた ひかり
リマ・クッキングスクール初級主任講師。
穀物菜食料理研究家。
リマクッキングアカデミーに通い、桜沢里真、大森一慧、吉成千江子などに師事。全国各地において料理講習を行い、穀物菜食の普及に努めている。
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残暑が続いても、季節はもう秋。食材も秋の味覚が出回ります。涼しくなると、食欲も旺盛となりますね。
美味しいものが多い季節なので、食べ過ぎには注意しながら、味覚も視覚も楽しみましょう。
レシピ・調理・撮影・文/寄國揚こ
2016年9月号 米粉の栗マフィン
生地を合わせたら、なるべく手早く型に入れてオーブンで焼きましょう。
材料(栗マフィン型6個)
A
米粉……80g
ベーキングパウダー……小さじ1
塩……小さじ1/8
B
豆乳……60g りんごジュース……40g
おから……40g
メープルシロップ・なたねサラダ油……各25g
アーモンドパウダー……大さじ1
黒ごまペースト……小さじ1
甘栗……6個
作り方
- マフィン型に油(分量外)を塗っておく。Aをよく混ぜておく。
- Bの豆乳、りんごジュース、メープルシロップ、なたねサラダ油を合わせてよく乳化させ、おからとアーモンドパウダーを加えて混ぜる。
- AにBを入れてよく混ぜ、生地の1/3程度を別のボウルに分けて黒ごまペーストを加えてよく混ぜる。
- 栗のマフィン型を傾けて丸い方に黒い生地を先に入れ、尖った方に白い生地が入るように入れ、甘栗を1つずつ生地の上から入れる。
- 180℃に予熱したオーブンで20分焼く。
9月号その他のレシピは・・・
・揚げない大学芋
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寄國 揚こ / よりくに ようこ
リマ・クッキングスクール認定インストラクター。
外資デザイン会社、大手広告代理店での激務の中で、忙しい人こそ、食のサポートが大切であると思い、料理家として独立。パーソナルシェフ、出張料理教室などを行う。リマ・クッキングスクール・グルテンフリースイーツ講座、和菓子講座の講師。
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