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月刊「マクロビオティック」1月号のオススメレシピ

寒さが本格的な時季です。身体を温めるもの、縮こまりがちな身体を緩めるものが良いですね。お正月のご馳走作りの後は少し力を抜いて、温かい鍋ものをどうぞ。
2017年1月号 舞茸の土手鍋

材料(3〜4人分)
A
舞茸……1パック
あおさ……適量
豆腐……1/2丁
地粉……全体の(見た目)1/4量
白菜……1/4玉(ざく切り)
春菊……お好みの量
味噌……豆味噌・甘味噌・米味噌をお好みの量に合わせる
だし汁…適量
作り方
- Aを混ぜて成型し、フライパンに多めの油を入れて揚げる。
- 浅鍋に白菜を回りから敷き詰め、だし汁を注ぎ、味噌を鍋のふちにたっぷり塗りつける。
- Aを火にかけ、白菜が柔らかくなったら@と春菊を入れ、サッと煮ていただく。
ワンポイント
- あおさの代わりに海苔を使っても良いでしょう。磯の香りが強いものがおすすめです。
- お好みの味噌でよいですが、コクのあるものが合います。

1月号その他のレシピは・・・
・雪鍋(みぞれ鍋)
・車麩たっぷりの芋煮鍋
・湯豆腐
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大澤 満花 / おおさわ みちか
初級、中級コース担当講師。食物アレルギーだった子どもの免疫力を高める食事法を求めて、リマ・クッキングアカデミー(現リマ・クッキングスクール)の門を叩く。修了後に助手として経験を積む一方、事務局スタッフとして教室運営にも関わる。自宅、カフェ、自然食料品店などで講座を開催し、現在に至る。料理は自身にとって愛情表現の一つであり欠かせないもの。桜沢先生の「ノンクレド」が座右の銘。体験に基づいた解釈と明るく楽しい講座の雰囲気づくりを心がけている。
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今月から、小麦粉・砂糖・膨張剤不使用でミネラルたっぷりの、デトックスにもなるおやつレシピをご紹介させていただきます。使用する食材の持つ作用やワンポイントなどを参考にしていただき、楽しいおやつタイムをお過ごしください。
2017年1月号 ココアとキャロブのケーキ

材料(底のとれるタイプの15cm丸型 1個分)
カカオニブ……大さじ4
A
玄米粉……200cc(170g)
キャロブパウダー……大さじ4(40g)
ココアパウダー……大さじ1(7g)
竹炭……小さじ1(2g)
天日塩……ひとつまみ
B
豆乳……100cc
バナナ……2本(皮を剥く)または熟れた柿……3個(皮を剥き種を取る)
バニラエクストラクト……小さじ1 豆味噌……大さじ1(20g)
黒ゴマペースト……大さじ1(15g) 梅酢……小さじ1/2
トッピング
クコの実・ココナッツファイン・炒り玄米・アーモンド・緑の葉っぱ(写真はにん
じんの葉っぱ)など……お好みの分量
作り方
- 蒸し器をセットする(着火)。
- カカオニブをフライパンで香ばしい香りがするまで軽く炒り、型の底に敷く。
- Aをザルで濾し、振るう。
- Bをミキサーに入れ、なめらかになるまで混ぜる。
- BにCを入れてゴムベラで混ぜ合わせ、型に流し込んで強火で30分蒸し、粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
- トッピングでドレスアップする。
女性のカラダがよろこぶケーキ
毎月の生理で血液のリセットと造血をする女性のカラダに必要なミネラル「マグネシウム」「亜鉛」「鉄分」。それらは小腸で吸収されます。吸収されるためには、腸内環境が元気でなければなりません。腸内の微生物を元気にしてくれる麹菌たっぷりの豆味噌と、マグネシウムや亜鉛が豊富なカカオ、鉄分が豊富なキャロブを組み合わせました。また、カカオに含まれるポリフェノールは抗酸化作用のあるうれしい成分です。甘みはバナナ(または柿)の自然な甘みを活かしました。バナナと柿は必須ミネラルのカリウムと有害物質をデトックスするペクチンも豊富です(ペクチンは熱を通すと9倍に増えます)。また、ペクチンはカルシウムと結合すると固まる性質を持つため、生地をまとめるためにカルシウムが豊富な黒ゴマを使用しました。悪いイメージになってしまいがちな甘みを逆手にとりました(笑)。ココロとカラダがよろこぶ、そしてアンチエイチングになるヴァレンタインケーキです。
ケーキは一晩寝かせると熟成してより味わい深くなります。
1月号その他のレシピは・・・
・炒り玄米
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安達 洋子 / あだち ひろこ
リマ・クッキングスクール師範科修了。試作会で上級コースおよび師範科で優秀賞受賞。“よろこぶカラダ”をモットーに食育活動中。12歳から料理に目覚め、料理歴24年。娘の妊娠を機に夫からマクロビオティックを薦められ、体質改善を実施。自己治癒力を高めるための料理を心がけ、アレルギー対応おやつを通販で販売。料理離れが進む中、忙しい人がかんたんにおいしくつくれるレシピを一人でも多くの方々に伝えたく活動中。
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