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月刊「マクロビオティック」4月号のオススメレシピ

第4回:お寿司
桜の開花とともにお花見、入学式など華やいだ季節になりました。そんな気分に
合わせて今月はお寿司特集です。
2017年4月号 笹寿司

材料(3人分)
三分搗きごはん……160g(もち米1割入り)
笹の葉……3枚
ひじき……5g(洗って水を切る)
油揚げ……1/2パック(細切り)
山菜(ワラビ・筍・ゼンマイなど)……20g
くるみ……15g(炒って刻む)
梅酢……小さじ1/2
紅生姜……適宜
醤油……大さじ1.5〜2
作り方
- ごはんは普通に炊いて梅酢を合わせ、寿司飯にして3等分に分ける。
- 鍋を熱して油揚げを空炒りし、一旦取り出しひじきをサッと炒める。下処理した山菜、油揚げを加えて炒め、水を入れて煮る。
- ひじきが柔らかくなったら醤油を入れて煮切り、くるみを入れる。
- @を笹にのせ、Bと紅生姜をのせる。
コメント
- 長野県、新潟県地方の郷土料理です。
- 戦国時代から伝わる押し寿司です。本来は重ねて重しをしてからいただきます。
4月号その他のレシピは・・・
・茶台寿司
・笠間いなり寿司
・かきまぜ(五目寿司)
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大澤 満花 / おおさわ みちか
初級、中級コース担当講師。食物アレルギーだった子どもの免疫力を高める食事法を求めて、リマ・クッキングアカデミー(現リマ・クッキングスクール)の門を叩く。修了後に助手として経験を積む一方、事務局スタッフとして教室運営にも関わる。自宅、カフェ、自然食料品店などで講座を開催し、現在に至る。料理は自身にとって愛情表現の一つであり欠かせないもの。桜沢先生の「ノンクレド」が座右の銘。体験に基づいた解釈と明るく楽しい講座の雰囲気づくりを心がけている。
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彩りが華やかな花や果物でウキウキ、ワクワクする季節ですね。春は消化やデトックスを促す果物が豊富です。今月はいちごをふんだんに使った苺のベジショートケーキと、手作りで安心して使えるベーキングパウダーをご紹介します。
2017年4月号 苺のベジショートケーキ

材料(直径5cm丸型6個分)
スポンジケーキ
A
玄米粉……150g
手作りベーキングパウダー……小さじ2.5
ココナッツシュガー……大さじ2
塩(できれば岩塩)……ふたつまみ
B
豆乳……160cc 梅酢……小さじ1/2
なたね油……大さじ2
バニラエクストラクト……小さじ1/2
ヴィーガン生クリーム
ココナッツミルク……1缶(冷蔵庫で一晩冷やす)
C
メープルシュガー……大さじ2
葛粉……小さじ1(フライパンで弱火で5分炒る)
バニラエクストラクト……小さじ1
塩(できれば岩塩)……ひとつまみ
仕上げ
いちご……適量
ブラックベリー・ブルーベリー……適量
スポンジケーキ……1台 生クリーム……適量
作り方
- [スポンジケーキをつくる]オーブンを170℃に余熱する。
- Aをザルでふるい、ボウルに入れてよく混ぜる。
- 別のボウルにBの豆乳と梅酢とバニラエクストラクトを混ぜ、なたね油を加えて乳化するまでさらによく混ぜる(カプチーノクリーマーを使うとよく混ざる)。
- AにBを加え、サックリ切るように混ぜ合わせる。
- Cを型に流し込んで余熱したオーブンで30分焼き、型から取り出して粗熱をとる。
- [ヴィーガン生クリームをつくる]ココナッツミルク缶の蓋を開けて上澄みのクリームだけ取り出し、冷やしたボウルに入れる。
- ホイッパーで角ができるまで混ぜ、Cを入れて混ぜ合わせる(葛粉をココアパウダー大さじ2にすると、チョコホイップクリームになる)。
- [仕上げ]スポンジを2枚にスライスし、断面に生クリームを塗って、スライスしたいちごを下段の断面に並べる。
- 上段の生地をのせ、生地の周りに包丁やパレットナイフで生クリームを塗っていちごやベリーを飾る。
春のカラダと果物
陰陽五行でいうと、春を現すカラダの部位は「肝臓」「胆嚢」「目」です。肝臓が疲労気味だとイライラしたり眼精疲労がきつく感じられます。春を代表とする果物は、いちご、キウイ、伊予柑や甘夏などの柑橘系です。ビタミンCや酵素が豊富で酸味があり、タンパク質や脂肪を分解してくれる効果が期待できます。また、小さな種がぎっしり詰まった果物は栄養満点で、緑のサラダやおひたしに合わせると彩りも味も好相性で美味しく感じることができます。また、柑橘の種は焼酎に漬けて化粧水をつくることができます。肌にハリが出て、ワントーン明るくなりますよ! 酸味をふんだんに食事に取り入れて、春らしい彩り豊かな盛りつけで季節をお楽しみください!
4月号その他のレシピは・・・
・手作りベーキングパウダー
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安達 洋子 / あだち ひろこ
リマ・クッキングスクール師範科修了。試作会で上級コースおよび師範科で優秀賞受賞。“よろこぶカラダ”をモットーに食育活動中。12歳から料理に目覚め、料理歴24年。娘の妊娠を機に夫からマクロビオティックを薦められ、体質改善を実施。自己治癒力を高めるための料理を心がけ、アレルギー対応おやつを通販で販売。料理離れが進む中、忙しい人がかんたんにおいしくつくれるレシピを一人でも多くの方々に伝えたく活動中。
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