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月刊「マクロビオティック」10月号のオススメレシピ

第10回:蕎麦
蕎麦の収穫は北海道から始まり、10月には関東や南九州でも新蕎麦の季節をむかえます。今月は各地方の郷土食から色々な蕎麦の食し方を紹介します。
2017年10月号 そば雑炊

材料(2人分)
そばの実……50g 昆布だし……1L
乾椎茸……2枚(戻して千切り)
にんじん……20g(短冊切り)
蓮根……30g(イチョウ切り)
大根……30g(短冊切り)
醤油……適量 油……少々 ねぎ……適量
作り方
- そばの実を茹でてザルにとり、洗って水切りする。
- 熱した鍋に少量の油を入れて椎茸を炒め、醤油をからめたら、にんじん、大根、蓮根を加えて炒め、だし汁を注ぐ。
- 刻みねぎをトッピングする。
コメント
- 炊いたそばの実も使えますが、サラッとした食感はなくなります。
- 徳島県の郷土料理で東祖谷山村(ひがしいややまそん)が発祥といわれています。
10月号その他のレシピは・・・
・そばかっけ
・はっとう
・いもきゃもち
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大澤 満花 / おおさわ みちか
初級、中級コース担当講師。食物アレルギーだった子どもの免疫力を高める食事法を求めて、リマ・クッキングアカデミー(現リマ・クッキングスクール)の門を叩く。修了後に助手として経験を積む一方、事務局スタッフとして教室運営にも関わる。自宅、カフェ、自然食料品店などで講座を開催し、現在に至る。料理は自身にとって愛情表現の一つであり欠かせないもの。桜沢先生の「ノンクレド」が座右の銘。体験に基づいた解釈と明るく楽しい講座の雰囲気づくりを心がけている。
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ハロウィンの雰囲気を楽しむおやつづくりのポイントは色味です。今月は旬のさつまいもの紫、かぼちゃの黄色、体内の有害物質を吸着してくれる炭の黒を使った、栄養補給にもなるおやつをご紹介します。
2017年10月号 さつまいものタルト

材料(直径18cmの丸型1台分)
タルト台
A
炒り玄米……60g
オートミール……50g
アーモンドプードル……20g
塩(できれば岩塩)……ふたつまみ
B
デーツ……4〜5粒 水……100cc
フィリング
C
豆乳……200cc
紫イモ粉……大さじ3
塩(できれば岩塩)……ひとつまみ
米飴……50cc
くず粉……大さじ2
(同量の水で溶かす)
仕上げ
さつまいも……小1個(約100g)
米飴……大さじ1
(湯煎して柔らかくしておく)
D
黒ごま・白ごま……各小さじ1/2
D天日塩……ひとつまみ
作り方
- [タルト生地をつくる]Aの炒り玄米とオートミールをそれぞれミキサーで粉にする。
- ボウルに@、アーモンドプードル、塩を入れて混ぜ合わせる。
- Bをミキサーでペースト状にしてAと合わせる。まとまってきたらタルト台に敷き詰めて冷蔵庫で冷やす。
- [フィリングをつくる]Cを小鍋に入れ、ハンドミキサーで混ぜたら、弱火にかけて10分間焦げないように混ぜながら、鍋底が見えるくらいのとろみがつくまで煮詰める。
- 粗熱がとれたらBのタルト台にそそぎ入れ、冷蔵庫で冷やす。
- [仕上げ]さつまいもは1cm弱のサイコロ状に切って塩でもみ洗いし、低温の油で10分、最後は強火にして表面がカリカリになるまで揚げる。
- 米飴とEを絡め、タルト台に盛りつける。
- Dを混ぜ合わせ、タルトの上にトッピングして冷蔵庫で冷やす。
炭のチカラ
食用の炭(主に竹炭や麻炭)は800℃近い温度で長時間燻製してから焼いて炭化させたもので、顕微鏡で見ると細かい穴がたくさん見えます。この無数の穴がマイナスイオンを発生し、酸化の原因となる有害物質を吸着→分解をしてくれます。また、竹炭や麻炭は成長が早く、土中の養分をたくさん吸っているため、カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄分などの天然ミネラルが豊富です。
炭は、水道水やお風呂の水に一晩浸しておくとカルキ臭の元になっている塩素やカビ臭を吸着分解してくれるため、浄水効果があります。炭のパウダーを消化に負担のかかりやすい焼き菓子やパンに混ぜると、カラダに蓄積することなく老化の元になる糖分の吸収も抑制してくれます。スーパーなどで見かけた際はぜひお試しください。
10月号その他のレシピは・・・
・炭のクッキー
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安達 洋子 / あだち ひろこ
リマ・クッキングスクール師範科修了。試作会で上級コースおよび師範科で優秀賞受賞。“よろこぶカラダ”をモットーに食育活動中。12歳から料理に目覚め、料理歴24年。娘の妊娠を機に夫からマクロビオティックを薦められ、体質改善を実施。自己治癒力を高めるための料理を心がけ、アレルギー対応おやつを通販で販売。料理離れが進む中、忙しい人がかんたんにおいしくつくれるレシピを一人でも多くの方々に伝えたく活動中。
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